2016年03月02日
【学問のすゝめ】 福澤諭吉 著
作者は皆さんご存知の福澤諭吉である。
初編「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」は
有名な一説であり誰もが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
明治7年に刊行され大ベストーセラーになり多くの若者に勇気を与え
日本の独立を示唆した書物であることは言うに及びません。
、本書を手にしたのは15年前、21世紀になってからでした。
全編(17編)まで読み終え、記憶に残る部分もありましたが、
深くは理解できませんでした。
二年ほど前から、再度読んでみると今度は今までの経験(実学)知識が
重なり、現在の世情にも応えられる味わい深い書と感じています。
特に五編「人間の勇気はどこから生まれるか」30代から40代の世代に
読んでもらいたい。戦後70年経過し時代の潮目迎えている日本を変えていく
世代と私は思っています。